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「味が出る、味のある」・・・昔から使われている言葉。

私たちが作っているおうちやおみせも、「味が出る、味のある」そんな空気感を纏った建物になればいいなぁと常日頃思いながらこつこつと仕事をしております。

「味」と言う言葉は、無垢材の経年変化や鉄やコンクリートの風化具合、塗壁材の遣れ具合、建築に関わらず革やデニム、バイクや自動車、風景等々、こうしてみると結構色んな物に使われる言葉だなぁと思います。もちろん人に対しても。

「味」とはなんぞや??と考えたときにふと思ったのが、時を重ねても価値が変わらないと言ったら言い過ぎだとは思いますが、その人にとって とても大切で愛着のあるものに変化していくことがそうなのでは?と思いました。

建築物と言うものは使い捨てではありませんので、長く使われることを大前提に考えられています。法律にしかり使われる材料にしかり・・・。

傷んだら直して、その都度手を加えて、また使う。

時間を纏うことによって味の深みが出ていく。

それを何世代も繰り返して、受け継いでいく。

そういう事がものすごくかっこいい事になっていくんじゃないかなぁと思う今日この頃です。

湯浅