吉藤 l S様邸
interview 06
塗り壁の和モダン住宅
望むすべてが取り込まれたオリジナルプラン
完成見学会に足を運んでいただいたり、O B様のご紹介であったり
雑誌やテレビを見て、アクセスしてくださったりと
お客様とアクティブ・アートとの出会いは、十人十色。
そんななか、ちょっと印象的だったのがS様との出会いです。
平日の夕方、突然、奥様がおひとりでアクティブ・アートに飛び込まれました。
随分と悩まれながら「プランをお願いできないか」と切り出されました。
実はS夫妻は複数の業者にプランを依頼していたのですが
いずれも要望と敷地面積が折り合わず、プランに納得できなかったそう。
「もちろん条件もありますから、諦める部分もあることは理解していました」と奥様。
なかでもS夫妻が譲れなかったのは、「狭くてもいいから庭がほしい」との想い。
藁にもすがる思いで、訪ねてくださった奥様に対して、
アクティブ・アートは、ご要望を受け止めたプランを用意しました。
それは何ひとつ要望を諦めることなく、S夫妻が望むすべてが
しっかりと取り込まれたオリジナリティあふれるプランでした。
和のしつらえに、北欧テイストをミックス
そこからS家とアクティブ・アートの長いおつきあいがスタートしました。
デザインテイストについては、ご主人は和風、奥様は洋風が好み。
それにどう折り合いをつけるかが、設計者である湯浅の腕の見せどころ。
土間や和室、坪庭などの和のしつらえに、北欧テイストをまとわせることで
絶妙のバランスで両者の望みを叶えることに成功しました。
外壁は白と日本の伝統色である碧色を思わせるバイカラーの塗り壁。
碧だけでは重くなりがちな印象ですが、白の軽やかさを効かせました。
玄関は通り土間風にゆったりと取り、自転車などの保管もできる
多目的なスペースとしての機能を持たせています。
また玄関から居室への2WAYの動線をつくり
正面側は個室としても利用できる和室へと続きます。
和室は独創的な天井の意匠と琉球畳により
ご主人が熱望された和の世界観が、一味違う形で展開しています。
「こんなお洒落な和空間なら、洋風好みの私も大満足」と微笑む奥様です。
人目を気にせず開放感を満喫できる憧れの庭
リビングは壁の一面を深色にし、間接照明の効果を高めています。
対面側には造作のテレビボードによりすっきりと見せる工夫も。
さらに何よりも嬉しいのは、ここから望む庭を実現できたことです。
南面道路に対して半クローズの外構プランを採用したことにより、
塀で囲まれた一角には植栽を施した庭を用意しました。
塀が程よい目隠しになっているため、窓を開け放ってくつろぐことも可能。
またキッチンに立つときも、その癒しを味わうことができます。
キッチン奥には垂直にパントリーを設け、家電やストック食材を収納。
動きやすく、リビングからは見えにくい工夫がなされています。
プライベートゾーンの2階には、壁一面の書棚を造作しました。
本だけではなく、家族の写真などを飾るコーナーとしても重宝しています。
「コンパクトな敷地なので、他社との相談では諦めないといけないと考えていたことが、
アクティブ・アートさんのおかげで全部叶いました。
あの日、思い切ってこの会社を訪ねて良かった!」と話すS夫妻です。
敷地面積:169.10㎡(51.15.坪) 施工面積:139.91㎡(42.32坪)