性能の先の心地よさ
先日、伊礼 智 氏のお話を聞いてきました。
スマートハウス、ゼロエネルギー住宅などと、家の省エネ性能が注目されているこのごろ。
南向きの大開口+ひさし、他方角の窓はなるべく小さく、建物の形はなるべくデコボコさせない・・・。
建物の基本設計を工夫して、どれだけエネルギーを押えられるか、といったパッシブ手法もあります。
でも、南向き以外の景色が素敵だったらどうするの?
今まで性能がイマイチだった窓の性能が、すごく良くなってきました。
壁に負けないくらいの断熱性能の窓もできました。
北向きに大きな窓を作っても、大丈夫。ただ、断熱性能の良い窓にすれば・・・。でも値段は高くなるけど。
やはり基本設計の工夫はするけれど、お金をかけてでも景色や素材といった心地よさも大切にしたい。
窓の性能が良くなったことで、景色を楽しむために快適な環境を犠牲にしなくて良くなったことはありがたい!
パッシブ手法にがんじがらめになりそうだったのは、なんだったのだろう、
と思いながら帰ってきました。
~ 福永 ~