【初心者必見】はじめての家づくりのこと

2026.08.20

はじめての家づくり|家づくりのための土地探し

「家を建てるなら、まずは土地を探さないと」

そう考えて、土地情報サイトを見たり、不動産会社に相談したりする方も多いと思います。
職場が近い、南向き、広い、形がきれい、価格が安い。
土地を選ぶときには、いろいろな条件があります。

でも、家を建てることまで考えると、「良い土地」の条件は少し変わってきます。

私たちが土地を見るときは、
「この土地は何坪あるか」だけではなく、

「この土地にどんな家を建てられるか」
「そこでどんな暮らしができるか」

という視点で考えます。
今回は、家づくりをする工務店だからこそお伝えしたい、土地探しのポイントをご紹介します。


1.「きれいな土地」だけが良い土地とは限りません

土地を探していると、四角く整った「整形地」に目がいきます。
もちろん、建物の配置を考えやすく、使いやすい土地は魅力的です。
でも、少し形がいびつだったり、敷地の一部にデッドスペースがあったりする土地が、必ずしも「悪い土地」とは限りません。
例えば、敷地の一角にできる小さなスペースを、

  • 物干しスペース
  • 自転車置き場
  • 室外機置き場
  • 植栽スペース

などに活用できることもあります。
建物の配置や間取りを工夫することで、土地の形を暮らしに活かせる場合もあります。
だからこそ、

「この土地は形が悪いからやめよう」

と決める前に、

「この土地に家を建てたら、どんな配置ができるだろう?」

と考えてみることも大切です。
土地だけを見るのではなく、建物とセットで考える。
これが、工務店から見た土地探しの大きなポイントです。


2.「南向きの土地=絶対に良い土地」ではありません

土地探しでは、「南向き」「南面道路」という条件も人気があります。
たしかに、南側が開けていれば日当たりを確保しやすく、明るい家を計画しやすいというメリットがあります。
一方で、南面道路ならではの悩みもあります。
例えば、

道路からリビングが見えやすくなること。

南側に大きな窓やテラスを設ければ、日当たりの良い気持ちのいい空間をつくれます。
でも、道路を歩く人や車から室内が見える場合、カーテンを閉めっぱなしにしてしまうこともあります。
また、南側に道路があることで、リビングやテラスなどを道路側に配置することになり、プライバシーへの配慮や外構計画が重要になるケースもあります。
つまり、

「南向きだから良い」ではなく、「その土地でどう暮らしたいか」まで考えることが大切。

日当たりだけでなく、視線、窓の位置、庭やテラスの使い方まで考えると、土地の見え方も変わってきます。


3.土地の「販売価格」だけで予算を考えない

土地探しで意外と見落としやすいのが、土地そのもの以外にかかる費用です。
例えば、

  • 仲介手数料
  • 水道加入・引込などの費用
  • 下水道受益者負担金
  • 浄化槽に関する費用
  • 境界の確認や境界基礎
  • ブロックなどの外構工事
  • 地盤に関する費用

など、土地の条件によってさまざまな費用が発生する場合があります。
そのため、

「販売価格が1,500万円だから、土地の予算組は1,500万円で十分」

とは限りません。
土地の購入費だけではなく、土地購入時の諸費用や立地によって発生するまで含めて考えることが大切です。

また、土地の取引形態にも注目してみましょう。
例えば「売主」と「仲介」では、仲介手数料が発生するかどうかが変わる場合があります。
土地情報を見つけたら、

「この土地はいくらなのか?」だけではなく、
「最終的に土地取得にいくら必要なのか?」

まで確認することをおすすめします。


4.「この土地に、希望の家は建てられる?」も確認する

土地の広さや価格だけを見て、「ここなら良さそう!」と決めるのは少し待ってください。
土地には、それぞれ建築に関するルールがあります。
例えば、

  • 用途地域
  • 建ぺい率
  • 容積率
  • 接道条件
  • 高さに関する制限
  • 市街化区域・市街化調整区域

などによって、建てられる建物の大きさや形が変わることがあります。

「50坪あるから、50坪の土地なら十分」

と思っていても、実際には希望していた間取りや駐車台数が収まらない、ということも。
特に注意したいのが市街化調整区域です。
価格だけを見ると魅力的に感じる土地でも、建築に関して一定の制限がある場合があります。
また、土地を選ぶときにはハザードマップも確認しておきたいポイントです。
土地の価格や広さ、日当たりだけでなく、

「安心して長く暮らせる場所か」

という視点も忘れないようにしましょう。


5.実は、土地探しは「土地を探す前」に相談するのがおすすめ

ここまで読んで、

「じゃあ、土地を探してから工務店に相談すればいいの?」

と思われた方もいるかもしれません。
私たちがおすすめしたいのは、むしろその逆です。

土地を探し始める段階で、住宅会社にも相談しておくこと。

特に大切なのが、資金計画と土地探しを一緒に考えることです。
例えば、家づくり全体の予算が3,500万円だったとします。
そこから建物、土地、諸費用、外構などに必要な費用を考えていくと、

「土地に使える金額は、実は1,500万円ではなく1,200万円くらいだった」

ということもあります。
土地を先に購入してしまうと、その後の建物にかけられる予算が足りなくなってしまう可能性もあります。
だからこそ、

「いくらの土地が買えるか」ではなく、
「家づくり全体でいくら必要で、その中で土地にいくら使えるか」

から考えることが大切です。


6.気になる土地が見つかったら、「ここにどんな家が建つ?」と考えてみる

土地探しを始めると、

「この土地、条件がいい!」

と思える土地が出てくることがあります。
そんなときこそ、購入を決める前に一度、

「この土地に、希望している家が建てられるか?」

を考えてみてください。
希望している間取りは入る?
駐車場は何台取れる?
リビングの日当たりは?
道路からの視線は?
庭や物干しスペースは確保できる?
予算内に収まる?
土地だけを見ていると分からないことも、建物とセットで考えると見えてくることがあります。


土地探しは、家づくりの「最初」から

土地探しというと、

「まず土地を見つけて、それから家を考える」

と思われがちです。
でも、家づくりは土地だけで完結するものではありません。

土地・建物・資金計画。

この3つを一緒に考えることで、無理のない予算で、自分たちらしい暮らしを実現できる土地を選びやすくなります。

「まだ土地は決まっていない」

「そもそも、いくらくらいの土地を探せばいいのか分からない」

そんな段階でも大丈夫です。
アクティブ・アートでは、土地探しだけでなく、資金計画や間取り、住宅性能など、家づくり全体を一緒に考えながらご提案しています。

土地を探し始める前だからこそできる相談があります。

気になる土地が見つかったときに慌てないためにも、まずは家づくり全体の予算から、一緒に考えてみませんか?

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