家づくりブログ
2026.08.18
こんにちは、アクティブ・アートの高橋です。
皆さん、お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
私は前半に実家へ帰省し、後半は高松美術館へ行ってきました。
高松美術館に行った目的は、現在開催中の企画展、
『ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界』
こちらを見るためです。
『ハッチポッチステーション』
『クインテット』
『フックブックロー』
『コレナンデ商会』
皆様の中でも、これらのうちどれか一つは聞いたことがあるのではないでしょうか。
いずれもNHK教育テレビで放送されていた番組で、パペットなどのキャラクターを使った、独特の世界観が魅力の番組です。
そして、これらの番組でキャラクターデザインやアートディレクション、美術などを手掛けられたのが、藤枝リュウジ先生です。
そんな藤枝先生の作品を湯水のごとく摂取できると聞きまして、今回の企画展を見に行きました。

展示室の外の通路から、ハッチポッチの楽しい仲間がお出迎えしてくれます。
私はまさに『ハッチポッチステーション』と『クインテット』の直撃世代。
もう興奮が止まりません。

会場には上のパネルだけでなく、番組で実際に使用されたパペットも展示されていました。
(写真撮影はNGでした)
『クインテット』のパペットだけ足まで造形されていたり、心なしか他の作品より大きかったり。
「楽器を扱う必要があったからなのかな?」
など、実物を見てみないと気づかなかったであろう疑問が出てくるのも面白かったです。

そして、原画の展示もたくさん。
藤枝先生のタッチが間近でわかる原画、尊い。

番組内の架空の本屋『日々反省堂』で取り扱っている書籍のデザインも先生のアート。
たくさんの作品が並んでいましたが、番組で見るものとはまた違ったテイストの作品も多く、とても楽しめました。

前髪垂らしてちょっとセクシーなフラットさん、一番のお気に入り。

ちなみに、ハッチポッチステーションの『ジャーニー』の声を担当されていたのは、**林家こぶ平さん(現在の林家正蔵さん)**だったそうです。
知らなかった!
そこから藤枝先生との親交が始まり、林家正蔵さんの講演会のポスターやチラシのイラスト・デザインも手掛けられているそうです。
企画展では、教育番組以外にもたくさんの素敵な作品が展示されていました。
先生、多才すぎます。

パン屋「アンデルセン」とのコラボ。

これはなんの作品かわかるかな?

また、今回の企画展で原画を見て、個人的に一番気になったのがマスキングテープの使い方でした。
巧み!
……というか、わからない!
常人には!
アナログで絵を描く際、絵の具をつけたくない場所を保護したり、直線を作ったりするためにマスキングテープを使うことはよくあります。
ところが藤枝先生の場合、
描いた部分の上からマスキングテープを貼ったり、
マスキングテープを貼った上から絵の具を置いてみたり。
「ここは目立たせたくないからマスキングしているのかな?」と思えば、人物のど真ん中に貼ってみたり。
その意図は、私には全くつかめませんでした。
ただそれが作品全体としてまとまり、効果的に機能していることは感じられます。
プロってすごい。
ちなみに、今回の企画展のロゴにもマスキングテープがあしらわれていました。
これも、先生のこうした技法を表現していたんですね。
圧倒的な作品数でしたが、どれも素敵で、見ているだけで楽しい。
とても幸せな時間でした。

『ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界』は、9月23日まで開催されています。
ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
高松市美術館 『ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界』
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