スタッフの日記

熊本地震と建物

熊本地震のニュース映像を見ると、明らかに古い木造家屋が倒壊しています。救出された方へのインタビューでは「あっという間に家の下敷きになっていた。」とおしゃっていました。現在の建築基準法は、命を守ることを念頭に、家の下敷きにならずに逃げられるための基準を定めています。しかし、新しい耐震基準より前に建てられた家は、逃げられる間、耐えられない家が多く、耐震改修が終わっていない家が多く残っています。

愛媛県でも南海トラフ地震が予想されています。いつ起きるかわからない地震ですが、命を守るためにやっておけることはやっておきたいものです。2階で寝るようにする、寝室に背の高い家具を置かない、家具の上に重いものを置かない、倒れた家具やガラスが避難通路をふさがないような配置を工夫する・・・など。家全体の改修は無理でも、せめて寝室だけは改修したいです。各自治体も耐震診断や改修の補助金を設けています。

減災を考えずにはいられない毎日です。             ~ 福永 ~